小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
66. [香][コウ][ キョウ][か][かお-り][かお-る ][画数:9画][部首:香]
『沈丁花は枯れても香し』
似た言葉に「腐っても鯛」があります。まあ、腐った鯛は食べられないでしょうが、人間もそうありたいと思います。
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67. [候][コウ][そうろう][画数:10画][部首:亻]
『気候』
案外知らずに使っている、「天気」「気象」「天候」などですが、「天気」は時間帯、「気象」はすべてをまとめた言葉、そして「天候」は、数日間、「気候」は、数十年と言った具合に、それぞれ違うらしいです。【出典:気象の事典 平凡社.】
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68. [康][コウ][画数:11画][部首:广]
『健康は富に勝る』
確かにそうですが、財力のない私などが言うと、諦めに聞こえます。
それでも、健康のまま人生の最後を迎えるため、日々努力しています。
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69. [佐][サ][画数:7画][部首:亻]
『王佐之才』
この言葉は中国の戦国時代「漢書」「薫仲舒伝・賛」に見られますが、日本でも君主を支えて名を成した人が沢山見られます。
黒田官兵衛などが思い浮かびますが、他にも沢山の軍師や家老がいて君主が成り立ったと思います。
今でも、会社の社長が目立ちますが、その陰で支えている人達が沢山いることを知らなければならないと思います。
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70. [差][サ][さ-す][画数:10画][部首:工]
『雲泥の差』
この言葉は、「昔年洛陽社 貧賤相提擕 今日長安道 對面隔雲泥」唐代の詩人・白居易の詩『傷友(友を傷む)』が語源だそうです。意味は、「昔、洛陽にいた時は貧しいながら助け合ったものだが、今日、長安の道で出会ったのに振り向きもしなかった。雲泥の隔たりを感じる。」【出典:TRANS.Biz】。
私は、友人が出世したら出来るだけ邪魔をしないよう、疎遠にしている方です。
しかし、一度懐かしく思い、ある所で声を掛けた有名人に、まったく覚えていないと言われた時は、ちょっと寂しい思いがしました。
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