小学校六年生で習う、191字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
小学校で習う漢字を書いてきました。これまで、續木 湖山先生が編集の毛筆書写事典を手本にして書きましたが、今は江守賢治先生が編集された楷行草、筆順・字体字典を手本に書いています。
理由は見やすさもありますが、五年生までは学年に応じた書体を書かれたと言う事で使わせてもらいました、江守賢治先生の場合は、より書道的な字体に編集されていると思いましたので、そろそろ大人の字体が良いと思い変更しました。
例えば、今までの「きへん」は、縦の棒(2画目)は最後止めて書いていましたが、従来の楷書の書き方は撥ねるのが一般的だと説明されていますので、その書き方に準じています。
76. [収][シュウ][おさ-める][おさ-まる][画数:4画][部首:又]
『一放一収』
信賞必罰とよく似た言葉ですが、褒美を与えたり罰したりするまでの、指導の方法です。ある時は、優しく、時には厳しく接する事で、相手にやる気を起こさせるのに適した方法かも知れません。
これは指導する側にかなりの愛情がなくてはなりません。そして根気強く、我慢をしなくては、教育と言うものの成果を望む事は出来ないでしょう。
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77. [宗][シュウ][ソウ][画数:8画][部首:宀]
『釈迦に宗旨なし』
空手でもそうですが、会派が乱立している状態です。流儀を主張するなら兎も角、それも曖昧のまま、会を興し派閥が出来ているのが現状です。まだ空手道の場合は競技空手が主流になっている現在、指導者による分裂は、仕方がないのかも知れません。
しかし、仏教は釈迦が根本であり、そこには宗派がある分けは無いと思います。にも拘らず、宗教は仏教に限らず、世界中宗教による対立が戦争まで引き起こしています。何とか解決の糸口は無いのでしょうか。
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78. [就][シュウ][ ジュ][つ-く][つ-ける][画数:12画][部首:尢]
『水の低きに就くが如し』
世の中が複雑になって、自然が取り残されている現状ですが、まだまだ自然の摂理に学ぶ事も多いと思っています。
この言葉は、普通に考えると、ごくごく当たり前だと思うのですが、これも科学的な根拠があっての事です。
自然界を解明する事で、人生の岐路に立った時、指標にできる事も多いのでは無いでしょうか。
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79. [衆][シュウ][ シュ][画数:12画][部首:血]
『縁なき衆生は度し難し』
この縁と言うのは仏縁と言って、仏の引き合わせによって仏を信じるようになる事です。このようにまず信じる事がないと、どんな説教も相手の耳に届かない、馬の耳に念仏となってしまいます。
仏教の世界だけでなく、何かを教えよう、伝えようと思っても、聞く耳を持たない人には、真意が届かないと思います。
つねづね思う事ですが、人の心が通じるためには、双方の関係があって初めて成り立つと思っています。
これを縁と言うのでしょう。
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80. [従][ジュウ][ ショウ][ ジュ][したが-う][したが-える][画数:10画][部首:彳]
『心の欲する所に従えども矩を踰えず』
孔子の言葉ですね。このブログにも載せています。 論語<不惑>
。
興味のある方は、御一読下さい。
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