今日の文字は『恋』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第六十二段』を読んで見て、感じた文字です。
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恋
「人の不幸は蜜の味」と昔から言われますが、北海道の地震の影響で、液状化現象が起きている現状へ、わざわざ見物に行く人がいるようです。
しかも、「何しているんですか」と聞いたところ「見ていたら悪いのか!」と逆上されたという。
自分たちのしている事が、おかしいとは、思わないのですかね。しかも、親子連れもいるそうです。子供にどれだけの影響があるか、分かっているのかと思います。
傷口に塩を塗るような行為をしていると、大人なら気が付いても良さそうですが、大人になるのが、随分遅くなっているような気がします。
人の不幸に興味を持つと、いつか自分に降りかかってくるように思います。
秋の長雨と言いますが、随分雨の日が続きます。明日は天気になりそうですが、もうすぐ運動会の季節になります。
近くの小学校では毎日のように、子供たちが元気よく練習を重ねています。運動会当日は、晴れると良いですね。
「勝つも負けるも時の運、正々堂々潔く、力の限り戦わん、うれしい今日の運動会」
私が小学校の運動会の時に歌った歌です。60年も前の記憶ですから、ちょっと自信がありませんが、そんな記憶がよみがえります。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第六十二段 〔原文〕
延政門院 幼くおはしましける時、院へ參る人に、御言づてとて申させ給ひける御歌、
ふたつ文字 牛の角文字 直ぐな文字 ゆがみもじとぞ君はおぼゆる
恋しく思ひ参らせ給ふとなり。