昨日、『お習字から書道へ Section 1』で次に提出予定の課題を掲載しましたが、合否が確定し返送されて来ました。この課題の他半切(35×135cm)が1課題と、色紙大のものが1課題ありました。
ここに写真をあげているものと、半切は合格しましたが、色紙大のものは、合格しませんでした。理由は、色紙の大きさが違っていました。今日、6時間かけて再提出しました。半切は大きいので写真を撮る事が出来ませんでした。
合格しても、真ん中の『日月盈昃』の場合は、落款(名前)の書く位置を指摘されています。また、漢字かな交じりの課題『春めろ支の御代佐可盈むと東奈流美ち乃く山耳黄金さく』の場合は、「盈」の文字を字典で調べて正しく書くように指示がありました。
毎回、細かく添削してもらえるので、次の課題を書く時に役に立っています。
本日投函した再提出の課題が、また2週間後に返送されてくると思います。
さて、今日は、「払い」についてです。払いについては、縦画からの右への払いは、すでにSection 14で示しましたが、払いには、右払いの他、左払いや「繞」と呼ばれる点画があります。
単純にこれと言った例が上げられませんので、いくつかの払いがある「秋」と「月」を書いてみました。
この文字も東京書道教育会の初級コースの課題にありました。
ここで「秋」と言う文字を見ますと、左に払う文字の部分が、3つ、右に払う部分が1つあります。
「月」は、左払いですが、縦画の収筆の内の一つ、真直ぐ伸ばす、と余り変わったところはありません。少し、最後の所で左に払う事に注意すれば書けると思います。
その他に「繞」があると冒頭に書きましたが、「しんにょう」がある「遠」と言う文字を「永遠」という言葉で、書いてみました。この文字の左横に落款印を押してみました。
上が白文で姓名を彫りました。そして、下にあるのが、赤文で今回雅号登録した、「髓心」です。
これも、複雑な文字ですが、頑張って石材に彫ってみました。
この落款印の篆刻は、まったくの我流です。ですから専門家から見れば違和感があるのかも知れませんが、私にはこれで十分かな、と思っています。
その内、上手くなるでしょう。と、楽観(らっかん)しています。
【参考文献】
・青山杉雨・村上三島(1976-1978)『入門毎日書道講座1』毎日書道講座刊行委員会.
・高塚竹堂(1967-1982)『書道三体字典』株式会社野ばら社.
・関根薫園(1998)『はじめての書道楷書』株式会社岩崎芸術社.
・江守賢治(1995-2016)『硬筆毛筆書写検定 理論問題のすべて』株師会社日本習字普及協会.