安保理、北朝鮮ミサイルで緊急協議へ 仏英など欧州5カ国要請
毎日新聞 2021/03/28 10:15

　国連安全保障理事会は30日の非公開会合で、北朝鮮による弾道ミサイル発射について緊急協議する。仏英など欧州5カ国の要請。安保理の下部組織に当たる北朝鮮制裁委員会は26日、米国の要請で非公開会合を開き、問題を協議した。ただ、欧州勢は安保理決議違反に当たるとして、より厳しい安保理での対応が必要と判断したとみられる。

　バイデン米政権は米朝対話に向けて事態を注視する構えとみられ、安保理外交筋によると、安保理での対応は望んでいなかった。ただ、26日の制裁委の会合では多くの理事国が決議違反だとの見解を表明。制裁委の議長国ノルウェーの国連代表部も「北朝鮮は非核化に向けて具体的な措置を取らなければならない」と発射を非難していた。

　近年の北朝鮮情勢をめぐっては、トランプ米前政権が米国本土への脅威とならないミサイルは問題視せず、安保理での協議は「距離にかかわらず決議違反には一貫した対応が必要」（欧州外交筋）とする欧州勢が主導してきた。ただ、安保理では中露が北朝鮮を擁護する立場を取っており、今回も安保理が一致した対応を取れるかは不透明だ。【ニューヨーク隅俊之】

　先日、中国の民主主義を取り上げました。その時に腑に落ちる部分があったと書きました。

　それまでは、北朝鮮がミサイルを発射しても、なぜ、という疑問しか浮かびませんでした。

　ソ連も実際に私は５０年以上も前になりますが、一ヵ月ほど訪ソした事がありましたが、当時のソ連の国民の印象は、とても陽気で朗らかで、付き合いやすいと感じていました。

　今でも多分同じような人達が日々を過ごしている事と推察しています。

　ただ、民主主義の考え方が違うと、理解に苦しむ事もあると思います。例えば、御釈迦さんの逸話のように、耳を触って、平べったい生き物と主張する人や、鼻を触って、大きな蛇のようだと言う人もいるでしょう。

　特に、民主主義と違う思想的な土壌で育った人たち、またその人達で作る国の方針や政策が違うのは、火を見るよりも明らかな事だと思いました。

　事程左様に、見る角度、位置が違えば、その人の主張する事が、全く理解出来なくなります。

　ただ、第一次世界大戦や第二次世界大戦を経た世界は、もう戦争と言うツールを使わないで解決してもらえないですかね。

　古い話になりますが、「話せば分かる」と言われた、当時の犬養毅首相の言葉が、およそ９０年近くも経って尚実現しない人間の性に呆然としています。

　それでも、まだ人類は戦おうと言うのですか。

　もちろん、座して死を待つのが良いとは思いません。ですから、私は戦う事が唯一の目的である空手を、戦わない空手道として主張し、今でも鍛練を続けています。備えあれば憂いなし、だと思っています。

　今の日本は、世界の軍備を持つ国を頼りに、平和を主張しているかのように感じます。

　もちろん、戦争なんてなんの解決にもならない事は分かっています。であれば、他の国の軍備を頼らないか、それとも、軍備を持ちながらも中立を主張する、永世中立国になるか、決めなければならないのでは無いでしょうか。

　早く、できれば孫の時代には、軍備もいらない時代が来て欲しいですね。