医師会長、変異ウイルスの検査強化要請 第4波に危機感
朝日新聞社 2021/03/10 17:51

　新型コロナウイルスの変異ウイルスへの感染が全国各地で確認されていることについて、日本医師会の中川俊男会長は10日の会見で「現在の第3波の下げ止まりの状況も、変異株の関与も指摘されている」として、変異株を見つけるための検査の強化を政府に求める考えを示した。

　中川氏は現在の感染状況について「国内各地で変異株が確認されている中で、首都圏では新規感染者数の報告が下げ止まりの状態から横ばい、あるいは増加の兆候がみられる」と分析。昨夏の「第2波」でも下げ止まりが続いた後の11月以降、より大きな第3波につながった経験を踏まえ、「第3波が下げ止まっている現在、リバウンドでさらに大きな第4波が襲来する恐れがある」と危機感を強調した。

　第4波を防ぐには、これまでの対策の徹底に加えて新たな対策が必要だと主張。変異株を見つけるための検査の強化を盛り込んだ政府の分科会の提言を支持するとした。（久永隆一）

　このニュース、何度か読み返しましたが、読解力の無さなのか、どうも理解出来ていません。

　「現在の第3波の下げ止まりの状況も、変異株の関与も指摘されている」と言う事は、下がり切れない状況と言う事が、変異株の影響と読めます。変異株が無ければ、一段と下がると言う事なのでしょうか。

　「変異株を見つけるための検査の強化」と書かれていますが、最初に「変異ウイルスへの感染が全国各地で確認」とありましたので、すでに確認できているのではないんですかね。

　にも拘らず「変異株を見つけるための検査の強化」とはどういう事なんでしょうか。確認できている変異株以外にも、新し変異株が存在するのでしょうか。

　どうにも良く分からないのですが、変異株の新型コロナウイルスが徐々に浸透していると言う事には間違いがなさそうです。

　私が知りたいのは、その変異ウイルスには、今回接種するワクチンは有効なのかどうかです。

　そして、変異ウイルスは感染力が強いのか、そして重症化しやすいのか、この辺りを素人にも分かりやすい形で発信して欲しいと思います。

　一方、次のようなニュースもありました。

死亡リスク最大2倍に 日本でも確認 イギリスの変異ウイルス
FNNプライムオンライン 2021/03/11 12:24

イギリスで見つかり、日本でも確認されている新型コロナウイルスの変異ウイルスについて、従来型より、死亡するリスクが最大で2倍となる調査結果が公表された。

イギリスのエクセター大学などの調査によると、変異ウイルスに感染した、およそ5万5,000人のうち、227人が死亡したのに対し、従来型のウイルスの場合は、同じ感染者数のうち、死者は141人だったという。

こうしたことから、研究チームは、イギリスの変異ウイルスは、死亡リスクが従来型より、30%から100%高い可能性があると指摘し、「厳しく受け止めるべき脅威だ」として警戒を呼びかけている。

イギリスで見つかった変異ウイルスは、感染力も従来型より強く、WHO(世界保健機関)の最新のまとめによると、日本をはじめ、111の国や地域に広がっている。

　この変異ウイルスの死者が多いと言うのは分かりますが、重症化して死亡するのか、軽症でも突然亡くなってしまう率が高いのか、このニュースだけでは、何とも判断できません。

　何度も同じ事を書きますが、これから接種しようとするワクチンには、この変異ウイルスに対して効果があるのでしょうか。

　当然これから色々な情報が発信されると思いますが、少し情報が混乱していて、ハッキリ分かるような発信を期待しています。