実用書写「市・区版」Part-262

 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。

 今日は愛知県の南区と守山区です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。

 ニュース 

国民は人民の敵!「中国流民主主義」の危険性 独自の定義が人権弾圧や拘束の正当化根拠に
東洋経済ONLINE 薬師寺 克行 2021/03/24 09:00

 記事全文は下記にリンクしてあります。

東洋経済ONLINE薬師寺 克行 2021/03/24 09:00

 ただし、いつまで掲載しているかは判りません。

 この記事をこのブログに載せた理由は、腑に落ちる部分があったからです。

 勉強不足は否めないのですが、この記事を読んでなるほどと思った事が、載せるキッカケになりました。

 掻い摘んで、この記事から中国流民主主義をこの記事を引用しながら考えて見る事にしました。

 まず、この記事では「民主主義のかたちは一つではなく、各国にそれぞれの民主主義のスタイルがある」と中国側が主張しています。

 この考え自体が私には目から鱗でした。私は、つねづね軸を変える事によって見方が変わると言っています。その考えは、お釈迦様のある逸話が元になっています。

 その逸話とは盲目の人達と象の話です。内容は象を盲目の人達に触らせてそれぞれ色んな象を思い浮かべると言う話だったと記憶しています。

 そして、盲目の人達は自分が触っていますから、その象のイメージが正しいと主張します。

 この逸話には全体を知らないで、一部の知識だけで主張する考えは正しくないと言う事を示唆しています。しかし、そんな人達が世の中に沢山いると言う話だったと思います。

 私は、日本の民主主義しか知りません。しかも専門的に勉強した分けでもなく、生まれ育った環境の中で、イメージとして培ってきたと思います。

 しかし、私達が「国民主権」と思っている部分が、中国では「人民主権」という言葉になっています。
 同じように思いますが、随分中身が違っています。

 ”中国憲法では第1条で、「中華人民共和国は、労働者階級が指導し、労働者、農民の同盟を基礎とする人民民主主義独裁の社会主義国である」
第2条で「あらゆる権力は人民に属する」「人民が国家権力を行使する機関は、全国人民代表大会および地方各クラス人民代表大会である」”
 と書いてあります。

 ですから、中国は人民主権の国なんですね。

 周恩来首相はよりクリアに定義している。「人民と国民には区別がある。人民は労働者階級、農民階級、反動階級から目覚めた一部の愛国民主分子である」としている。そして、人民に含まれない人たちについては「中国の一国民ではあるので当面、彼らには人民の権利を享受させないが、国民の義務は遵守させなければならない」と説明している。

 と、この記事の中には書かれています。

 特に私が、ここが違うんだと思った所は、人民は国の政策や運営に協力する人達で、この政策や運営の仕方に異議をいう人達は、国民として扱われていると言う事。そして、その国民には人民の権利を与えないばかりか、義務だけは守らせる。そんな所です。ただ、この言葉の中に「当面」と言っていますので、当面が過ぎた後に何が来るのでしょう。

 ですから、今話題になっている中国の民族問題や、香港や台湾に対する国としての処し方も、この事を軸にすると理解出来ると思います。

 今まで中国を始めとして他の国のやり方がどうも解らなかったことが、この記事によってなんだかスッキリした気持ちになりました。

 但し、その理解した内容を受け入れられるかどうかは、また別の問題です。

 

楷書   行書
楷書   行書

 常用漢字2136文字の中から、部首の多い順で文字を書いています。
 部首と言っても、「偏(へん)、旁(つくり)、冠(かんむり)、脚(あし)、構(かまえ)、垂(たれ)、繞(にょう)」の七種に分けられていますが、まず「偏(へん」を書いています。
 その理由は、ある程度の「偏(へん」を覚えるだけで、文字を上手く書けるようになると思うからです。ただし、個人的にですが。
 ここでは、部首の中で大体ランク付けで十五番目に多い「うかんむり」を取り上げていますが「かんむり」と言える物に限って取り上げました。
 やはり、ここでも、楷書・行書・草書を書いています。

楷書 行書 草書
楷書 行書 草書
楷書 行書 草書