さて、65回に渡って、「お習字から書道へ」を掲載してきましたが、ひとまず、このタイトルは終了です。
私は、その間、4月には東京書道教育会で、普通科師範を取得。そして、7月に正師範の称号を頂きました。少しは上手くなったでしょうか。
現在は、四段に合格するために、課題の半分を提出しているところです。五段制ですが、課題が帰って来るのに2週間かかりますから、五段取得までには、まだ最低2か月以上かかる予定です。
今日は、私が通信教育で得た、毛筆の文字が上手く書けるようになるための、秘訣を書いて見たいと思います。
出来立てほやほやのエキスを提供しますので、参考になると思います。
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『お習字から書道へ Section 2』から『ひらがな』の書き方を説明しましたが、『濁点』の位置を書いていませんでした。
『濁点』の位置も、これが正しい方法と言うのはありませんが、概ねこんな感じで打つ場所を書いて見ました。参考にしてください。
※まず、ひらがなを美しくしましょう。
色々な書き方がありますが、迷わず、自分の気に入った文字を手本にします。
この手本が頭に入るまでは、他の美文字に心を惹かれない事です。
※次に、自分の姓名から1文字選んで、手本を探します。
手本は、できれば、「筆順字体字典」のように、楷書・行書・草書が載っていて、筆順も分かるものが良いでしょう。
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私は、江守賢治先生の「楷行草 筆順・字体字典」を使っています。
これも、好みですから、何でも良いのです。
私がこの本を使っているのは、知らない事が多いので、辞書として使える事が大きな要素です。
そして、何より筆順が載っている事が、助かっています。
また、現在の文部科学省での文字に関する取り扱いなども、記載されていますので、勉強できます。
※後は、自分の姓名を、全て手本通りに書けるようにします。
選んだ手本は、しばらく、いや、一生使えるかも知れません。一ヵ月ほど頑張れば、「字、うまいね!」などと、言われるかも知れません。