今日の一文字は『覗』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第四十三段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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覗
台風の前の静けさでしょうか。
今朝の3時現在では最大瞬間風速70m、最大風速50mで大東島に近づいている模様です。進路は相変わらず、室戸岬から紀伊水道を北東に進む予報ですから、まだ復興していない地域を直撃する可能性があります。
自然の中で暮らしている私達には、もう少し自然と仲良くできる方法があるのではないかと、思ってしまいます。
昔の人が、祟りだといった気持ちも分かるような気がします。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第四十三段 〔原文〕
春の暮つかた、のどやかに艷なる空に、賤しからぬ家の、奧深く、木立ものふりて、庭に散りしをれたる花、見過しがたきを、さし入りて見れば、南面(みなみおもて)の格子、皆下してさびしげなるに、東にむきて妻戸のよきほどに開(あ)きたる、御簾(みす)のやぶれより見れば、かたち清げなる男(おのこ)の、年二十ばかりにて、うちとけたれど、心にくくのどやかなる樣して、机の上に書をくりひろげて見居たり。
いかなる人なりけむ、たづね聞かまほし。