今日の一文字は『盧』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第二十二段』を読んで見て、感じた文字です。
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盧
昨夜は『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』(主演:江口洋介)を今朝の2時半ごろまで観てしまいました。
そういえば、その頃から大企業や銀行と言う、私などは、潰れるわけがないと思っていた企業が、軒並み、合併したり名前を変えたり、終身雇用の人生の計画が様変わりした時期だった事を思い出しました。
それでも人は、寄らば大樹の陰と、良い大学に入って、大きい所に就職しようと言う風潮は、まだ続いているのでしょう。
しかし、一番潰れそうもない国に就職して、官僚になっても、その志が低ければ、途中でリタイア、なんて事になると思います。まぁ、息子の裏口入学に頭を使うような官僚に、日本の国を預ける分けにはいかないですね。
今になって、勉強しても、勉強する目的が違いますから、この歳で受け皿もありませんが、勉強は自分の為に、ひいては、教養のためにしたいと思います。
さぁ、まだまだ暑さが続きます。今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第二十二段 〔原文〕
何事も、古き世のみぞ慕はしき。今樣は、無下に卑しくこそなり行くめれ。かの木の道の匠のつくれる美しき器も、古代の姿こそをかしと見ゆれ。
文の詞などぞ、昔の反古どもはいみじき。たゞいふ詞も、口惜しうこそなりもて行くなれ。古は、「車もたげよ」「火掲げよ」とこそいひしを、今様の人は、「もてあげよ」「かきあげよ」といふ。「主殿寮人数だて」といふべきを、「立明し白くせよ。」と言ひ、最勝講なるをば、「御講の廬」とこそいふべきを、「講廬(こうろ)」と言ふ、口をしとぞ、古き人の仰せられし。