文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【179】

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 今日の文字は『間違まちがい』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百七十八段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る 間違

 

☆結構いけると、自画自賛、ボンゴレ 1人前

  1. 用意する物 一人前 
    (1)スパゲッティ【 50g 】適当、普通は100gぐらいが一般的。
    (2)あさり 【100g】 適当、食べようと思う分量。
    (3)にんにく 【1/2片 】
    (4)たかの爪 【1/4本】 
    (5)オリーブオイル 【大さじ1杯 】
    (6)料理酒 【40cc】 
    (7)水 【20cc】 
    (8)醤油 【2滴程度 】
    (9)バター 【2g 】
    (10)パセリ 【あれば】 
    (11)塩 【味を見て】
  2. 作り方
    (1)たかの爪は種を取りだして、ハサミで切り輪切りにする。
    (2)ニンニクはみじんぎり又はチューブ入りを使用。
    (3)アサリは水に付けて砂だしする。
    (4)スパゲッティを茹でる。袋に書いてあるゆで時間より少し前にタイマーをセット。
    (5)スパゲッティを茹でている間に、フライパンにオリーブオイルを入れて火にかける。
    (6)油が温まったらニンニク、たかの爪を入れて炒める。次にバターを加え全体になじませます。
    (7)あさりを水切りしてフライパンに入れ、お酒を入れる。貝が開くまで待つ。
    (8)貝が開いたら別の器に入れる。
    (9)残ったスープに、水を加え、醤油を入れ沸騰させる。この時に味を調整する。 味は、塩が多いと思ったらゆで汁を加えます。
    (10)茹で上がったスパゲッティを入れて2分ほど炒める。
    (11)あさりをフライパンに入れてスパゲッティと交ぜればOK。
    (12)パセリがあれば上からかけると見た目も良いと思います。

 ☆アサリがいつもある家は、多分無いでしょう。ですから、これはボンゴレを作ろうと思った時に買ってください。
 
 さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

 
徒然草 第百七十八段 〔原文〕

 ある所の侍ども、内侍所の御神樂を見て、人に語るとて、「寶劒をばその人ぞ持ち給へる」などいふを聞きて、内なる女房の中に、「別殿の行幸には、晝御座ひのござ御劒ぎょけんにてこそあれ」と忍びやかに言ひたりし、心憎かりき。その人、ふるき典侍なりけるとかや。

 
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『現代文』

『ある所の侍たちが、宮中の内侍所の御神楽を見て、人に「宝剣を、あの人がお持ちだったぞ」などと言うのを聞いて、御簾の内の女房の中の一人が、「別殿へ行幸なさる時は、昼御座ひのござの御剣をお持たせになりますものを」と、ひそかに言っていたのは、奥ゆかしかった。その人は古参の典侍ないしのすけであったとかいうことだ。』

 

 

『間違』

 時代が違うと言ってしまうとそれまでですが、この話、いつ誰が聞いて、どういう気持ちを持ったのでしょう。

 『心憎かりき』と言う言葉を「奥ゆかしい」と訳しましたが、ただの陰口ではないかと思ってしまいます。確かに面と向かって「間違ってます」と言うよりは、奥ゆかしいかも知れません。

 さて、この文章、少し意地悪な読み方をしてみました。ある所の侍は、天皇が持っておられた「剣」を「宝剣」と言ったのですが、この内侍所と言うのは、三種の神器の内の八咫鏡やたのかがみが安置されている所と思われます。そして「御神楽」と言いますから、神前または神楽殿で行われたのでしょう。

 「宝剣」と言うのは、「天叢雲剣あまのむらくものつるぎ」又は「 草薙剣くさなぎのつるぎ」だと思われますが、この時代が鎌倉時代の末期だとしたら、この「宝剣」がどこにあったのでしょう。歴史上は混とんとしています。ようするに定かではないと言う事だと思っています。

 そんな「宝剣」を天皇であるからと言って、持ち歩く事も考えにくいですから、古参の典侍ないしのすけの言っている事が正しいと推測できます。

 ちなみに、「後鳥羽天皇(第82代天皇)は三種の神器がないまま即位。平氏滅亡により神璽と神鏡は確保できた」(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)との記述が見られます。後鳥羽天皇の時代は、鎌倉時代の初めで終わっています。そして、「順徳天皇が1200年に皇位を引き継がれた時に、伊勢神宮から「宝剣」が献上」(出典:三橋健(2013)『伊勢神宮』朝日新聞出版.)されたとされています。

 ようするに、その存在自体も明確ではない時代に、持ち歩く事は無いと思います。

 しかし、だからと言って、誰か専門の人が言った言葉でもなく、真意も定かではない事を、何の目的があって、この段にしたためたのでしょう。

 徒然なるままに、と言うのは、何とも便利な言葉です。

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