文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【206】

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 今日の文字は『あい』です。「穢れ」と書くと、読みは、けがれです。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第二百五段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る

 

☆『「信頼に反する言動」=韓国首相、日本の政治家ら批判』
(時事通信社 2019/02/14 12:21)
【ソウル時事】韓国の李洛淵首相は14日、「日本の一部政治家や元外交官らが、自国内の嫌韓の雰囲気に迎合しようとしているのか、信頼に反する言動をしたりしている」と批判した。政府の懸案点検調整会議での発言を首相室が公表した。

 李氏は「政治や外交の根幹である信頼を損なう。韓日関係の改善を望む私としては大変、残念に思う。慎重な対応を望む」と呼び掛けた。日本の政治家らの具体的な発言には言及しなかったが、日韓関係が悪化する中、言動に慎重を期すよう求めた形だ。

 なぜ、このような発言になるのか、まったく理解に苦しみます。どのような情報が韓国に流れていて、韓国の上層部にどのように伝わっているのでしょう。それとも、あえて嘘の発言を繰り返しているのでしょうか。

☆『韓国の反日行動 どうして日本人は悪者にされるのか』
(NEWSポストセブン 2019/02/16 07:00)【韓国の反日行動
 
 この記事の最後にこんな事がかかれてありました。
 「「日本=悪者」とレッテル貼りをした上で行なわれる韓国の反日活動に対しては、真に受けて怒りを表明したり、あるいは反対に「謝罪」を繰り返したりするのは有効な対抗策とは言えない。まず、その裏に何が隠されているかを見極める必要がありそうだ。」

 また、同じ記事の中に「教育現場やメディアの裏では、左翼活動に邁進する労働組合が蠢いているからです」と韓国出身のジャーナリストは指摘しています。

 日本の国内でも、戦後から今でも続いていると思われる左翼的な運動が、地下で活動をしているのかも知れません。
 
 
 さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

 
徒然草 第二百五段 〔原文〕

 比叡山に、大師勸請の起請文といふ事は、慈惠じえ僧正 書きはじめ給ひけるなり。起請文といふ事、法曹にはその沙汰なし。古の聖代、すべて起請文につきて行はるゝ政はなきを、近代、このこと流布したるなり。

 また法令には、水火に穢れをたてず、入物にはけがれあるべし。 

 
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『現代文』

『比叡山では、大師(開祖伝教大師最澄)の霊を勧請して起請文を作成する事は、慈恵僧正が書き始められた。起請文について、法律には書かれていない。昔の聖代では、まつりごとが行われるのに、すべて起請文があって行われる事は無かった。近年、この事が広まった。

 また、法令には、水と火に穢れはない。器には穢れがあるに違いない。』

 

 

『穢』

 最後の一文は、難解ですね。殆どの現代語訳には、意味不明とあります。かなり古文に通じている人達だと思いますので、その説に従えば良いのですが、古文に精通していない私だから、憶測も曲解も許されると、勝手に思い、私見を披歴して見たいと思います。

 まず、けがれと言う言葉は、死と血との汚れが忌まれている時代ですから、素直に、水と火には忌まれるような汚れはないと、理解する事にします。

 であれば、水を入れる器や火が起こる元には、けがれがあると言う事でしょう。

 では、なぜそんな事を言ったのか、考えて見ましょう。その前文には、起請文と言うものが書かれていますが、起請文と言うものは、仏や神に誓う契約書のような物ですから、その行動には責任がついて回ります。

 身近にイメージできるのは、結婚式の誓詞のようなものです。これは、神前であっても、仏前であっても、キリスト教であっても、新しく夫婦となる人が誓う言葉に、例えば神に誓ってとか、何か拠り所となる、嘘の付けないものに誓う人間の行為の一つです。

 裁判所での証人尋問や、国会で証人喚問の際に行われる宣誓と同じ意味を持つと思われます。

 昔は起請文などなくても、人は、自分の言った事、する事に責任を持ち、わざわざ、神仏に誓わなくても良かったのかも知れません。まして、それを証拠立てて、起請文にする事も無かったのかも知れません。

 しかし、人のする事には、何かに誓わなくては、信用できなくなったのかも知れません。ですから、人を器とすると、器には穢れがあるに違いない、疑いの目で見なくてはならないと、法師は考えたのかも知れません。

 それでは、数百年経った現在ではどうでしょう。私が見る限りでは、起請文であろうが、誓詞であろうが、そんな事はお構いなし、例え宣誓をしても、人間は平気で嘘をつく時代になったような気がします。

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