今日の文字は『出会』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第二百四十段』を読んで見て、感じた文字です。
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☆『「反天皇制」裁判所の自浄能力注視 調査の甘さ指摘も』
(株式会社 産経デジタル 2019/03/22 22:20)
「「反天皇制」の活動を行っている名古屋家裁の男性判事について、最高裁が調査に乗り出したことが明らかになった。判事の言動は、裁判所法が禁じる「裁判官の積極的政治運動」に抵触する可能性があり、国会などから詳しい調査と罷免を含めた厳正な対応を求める声が相次いでいる。
産経新聞が今月13日に問題を報道後、国会の裁判官訴追委員会(委員長・田村憲久衆院議員)の委員や衆参両院の法務委の委員らから、「国民の信頼があってこそ裁判の制度は成り立っている。疑念が生じた際は裁判官も説明責任を果たすべきだ」「憲法に守られている裁判官が、その条文を否定する反天皇制を主張するとは信じがたい」「罷免すべき事案だ」といった厳しい意見が出ている。
「服務規律違反の事実があったことは確認できていない」。最高裁の堀田真哉人事局長は22日、衆院法務委員会でこう答弁した。判事本人が事実関係を否定したためだ。
産経新聞は、判事が活動に参加している様子を撮影した複数の写真や、団体など多数の関係者への取材を基に報じている。インターネットなどの公開情報で確認できるものだけでも、判事の主張は事実と食い違っている。
例えば反戦団体「ピースリンク広島・呉・岩国」(広島県呉市)のホームページには、判事が三重県から集会に参加し、実名でスピーチした記載がある。判事は当時、津地家裁四日市支部に勤務していた。
与党のある衆院議員は「このような裁判官を放置してきた裁判所にも問題がある」と指摘する。産経新聞は昨年11月、名古屋家裁に判事の政治運動疑惑を伝え、見解を質問した。しかし、報道するまでの3カ月以上にわたり、事実関係について「承知していない」の一点張りだった。
法曹関係者は「裁判所は判事にパソコンや携帯電話の任意提出も求めず、事情聴取して否定されたから終わりというのはおかしい。団体の関係者や判事の休暇の取得状況まで調査すべきだ」と指摘する。
厳正中立な立場で公正な審判を下す裁判官は、司法の独立を定めた憲法でその身分が手厚く保障される一方、公正であるだけでなく、誰が見ても納得する「公正らしさ」も要求される。別の衆院議員は「国民から国会の訴追委に請求があるのではないか」との見解を示す。
訴追委は、国民から罷免すべきだとする請求を受け、弾劾裁判を開く必要があると判断すれば訴追する。だが、それ以前に、裁判所のガバナンス(組織統治)と自浄能力が問われている。(大竹直樹)」
天皇制云々を言う前に、まず天皇についての勉強を学校教育に取り入れるべきだと思います。
でないと、反天皇制を唱える人の大半は、天皇制に対して反対の思想を勉強しているので、世界に唯一残る天皇の意味を理解しないままだと思うのです。
私も子供の頃から不思議な事だと思っていました。それは、戦乱の世の中を天皇は変わる事無く存在したという事です。
何度も何度も、その存在を否定する事は出来たと思います。為政者が変わるたびに、本来は無くなっても良さそうなものですが、続いています。
今となっては、奇跡としか言いようがないと思っています。できれば、このような象徴として天皇制が、国民の総意で続けていければと、思っています。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第二百四十段 〔原文〕
しのぶの浦の蜑のみるめも所狹く、くらぶの山も守る人しげからんに、わりなく通はむ心の色こそ、淺からずあはれと思ふふしぶしの、忘れがたき事も多からめ。親・はらからゆるして、ひたぶるに迎へすゑたらむ、いとまばゆかりぬべし。
世にあり侘ぶる女の、似げなき老法師、怪しの東人なりとも、賑ははしきにつきて、「誘ふ水あらば」など云ふを、仲人、いづかたも心にくきさまに言ひなして、知られず、知らぬ人を迎へもて來らむあいなさよ。何事をかうち出づる言の葉にせむ。年月のつらさをも、「分けこし葉山の」などもあひかたらはむこそ、つきせぬ言の葉にてもあらめ。
すべて、よその人のとりまかなひたらん、うたて、心づきなき事多かるべし。よき女ならんにつけても、品くだり、みにくく、年も長けなむ男は、「かく怪しき身のために、あたら身をいたづらになさんやは」と、人も心劣りせられ、わが身はむかひ居たらんも、影はづかしくおぼえなん。いとこそ、あいなからめ。
梅の花かうばしき夜の朧月にたゝずみ、御垣が原の露分け出でむありあけの空も、わが身ざまに忍ばるべくもなからむ人は、たゞ色好まざらむにはしかじ。