学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part62

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 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

66.[][シ][は][画数:12画][部首:歯]
『目には目をにはを』
 「相手の仕打ちに対して、同様の仕打ちで対抗すること。 〔ハンムラピ法典にある言葉。旧約聖書の出エジプト記二一章などにあり、イエスが「山上の説教」でそれを否定したことで知られる〕」【出典:大辞林第三版 三省堂.】

楷書 行書 草書

67.[][シ][画数:13画][部首:言]
杜黙ともくしさん
 一般的には「いい加減」な事を言うようです。良い加減、丁度いい加減とは違って、悪い意味で使われる様です。「杜黙」は人の名前、「詩撰」と言うのは詩などを作る事で、「杜黙」と言う詩人の作り方が型破りだったことから出来た言葉です。

楷書 行書 草書

68.[][ジ][シ][つ-ぐ][つぎ][画数:6画][部首:欠]
『地獄の沙汰も金第』
 いやですね。何でも「金」ですか。

楷書 行書 草書

69.[][ジ][ ズ][こと][画数:8画][部首:亅]
『物は言いなしは聞きなし』
 「丸い卵も切りようで四角、物も言いようで角が立つ」と言う言葉は、聞いたことがあります。確かに、と、腑に落ちる事もしばしばあります。

楷書 行書 草書

70.[持][ジ][も-つ][画数:9画][部首:扌]
てる者とたざる者』
 私はキリスト教を特に崇拝している分けではありませんが、
 マルコによる福音書 4 章 25 節
「持っている人は更に与えられ、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。」
と言うのがありました。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の66.~70.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【歯】止部(しぶ)・とめる・とめへん
  2. 【詩】言部(げんぶ)・ことば・ゲン・ごんべん
  3. 【次】欠部(けんぶ)・あくび・かける
  4. 【事】亅部(けつぶ)・はねぼう・ケツ・かぎ
  5. 【持】手部(しゅぶ)・て・てへん

 ・・・・つづく。

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