学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part86

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 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

186.[][ヨウ][ひつじ][画数:6画][部首:羊]

頭を掲げて狗肉くにくを売る 』

 最近は多分少なくなったと思いますが、宣伝と実際では大きな差がある事がありました。要するに誇大宣伝というものです。
 確かに人の気を引いて、お客さんに振り向いて貰わなければ商売にはなりません。
 とすると、騙されないようにする事も、お客さんの智慧かも知れません。

楷書 行書 草書

187.[][ヨウ][画数:9画][部首:氵]

『和魂才』

 時代によって『和魂漢才』と云われていた言葉が、明治になって西洋文化を取り入れるようになってから言われた言葉でしょう。
 ただ、最近思うのは『和魂』はどこかに置き忘れて来たかのような気がします。これも時代の流れでしょうか。

楷書 行書 草書

188.[][ヨウ][は][画数:12画][部首:艹]

『枝末節』

 政治の世界でも、組織の中でも兎角問題にされるのが、この「枝葉末節」のどうでもよい事を、さも大事な事のように取りざたされるように思います。
 もちろんこの「枝葉末節」の部分が、問題解決の要因や糸口になる事もありますが、まず大局を見定めてから取り掛かる必要があると思っています。
 でなければ、ただあげつらうだけで、物事が終結したかのような錯覚に陥ってしまいます。

楷書 行書 草書

189.[][ヨウ][画数:12画][部首:阝]

『陰徳あれば必ず報あり』

 意味としては、人に知られずに良い事をしていると、かならず、よい事が起こる、と云った言葉です。
 そんな社会が正常だとは思います。

楷書 行書 草書

190.[][ヨウ][さま][画数:14画][部首:木]

変わり』

 自分が記憶している状態と違った時に使いますが、本当に最近の都会の様子は一変しています。
 出来れば、人間の情は、様変わりしてほしくはありません

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の186.~190.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【羊】羊部(ようぶ)・ひつじ・ひつじへん
  2. 【洋】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず
  3. 【葉】艸部(そうぶ)・くさ・くさかんむり・そうこう
  4. 【陽】阜部(ふぶ)・おか・こざとへん
  5. 【様】木部(もくぶ)・き・きへん

 ・・・・つづく。

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