学校で習う漢字三体字典【小学四年生編】Part96

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 小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

36.[][キ][はた][画数:14画][部首:方]

『国掲揚 』

 「国旗及び国歌に関する法律」が平成11年8月9日に成立と同日に当時の内閣総理大臣の談話がありました。
 これで、国旗や国歌に対する異論も解消すると思います。まず、なぜ自分の国が慣習としてきた国旗や国歌に対して異論があるのか、私には理解できません。
 令和の時代になって、国旗が売れた話を聞きましたが、昔は祝祭日には玄関先に小さな国旗を掲げる家が多かったような記憶があります。
 少しは自国を大切に思う気持ちが広がれば良いと思います。

楷書 行書 草書

37.[][キ][うつわ][画数:15画][部首:口]

『大晩成』

 『老子』の言葉として「大方無隅 大器晩成 大音希声 大象無形」がありますが、その一部が広まったのでしょう。
 一朝一夕には物事は成り立たないと言う意味で使われますが、慰めの言葉としても使われるので、気を付けて使った方が良さそうです。

楷書 行書 草書

38.[][キ][はた][画数:16画][部首:木]

に因りて法を説け』

 元は仏教用語ですが、要するに TPOを考えて物事を運ばないと、馬の耳に念仏、折角の良い話も相手に伝わらないと思います。同じような意味で「人を見て法を説け」があります。

楷書 行書 草書

39.[][ギ][画数:20画][部首:言]

『会してせず』

 会議を開いても、しっかり議論できない状態は、どの組織でも見られます。折角集まって話し合おうと言うのに、無駄口ばかりが目立ちます。
 もう一つ「議して決せず」と言うのも困りものです。何かの結論を導き出すために、会議と言うものは開かれるはずなのですが・・・。

楷書 行書 草書

40.[][キュウ][もと-める][画数:7画][部首:水]

『道はちかきに在りて遠きにむ』

 灯台下暗しとも言いますが、「鮒に始まり鮒に終わる」も「初心に帰る」も同じように、案外求めるものは、近くにあるかも知れません。「返る」とも書きますが、私は原点回帰の意味で「帰る」と書いています。
 空手道で言うと、基本である突き、蹴りなどがこれに当たると思います。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学四年生の文字の36.~40.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【旗】方部(ほうぶ)・ホウ・ほうへん・かたへん
  2. 【器】口部(こうぶ)・くち・くちへん
  3. 【機】木部(もくぶ)・き・きへん
  4. 【議】言部(げんぶ)・ことば・ゲン・ごんべん
  5. 【求】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず

 ・・・・つづく。

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