学校で習う漢字三体字典【小学四年生編】Part122

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 小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

166. [][フ][画数:8画][部首:广]

『天の国』

 「外敵からの攻撃を防ぎやすい地形をしていて、作物がよくできる肥えた土地のこと。
「天府」は人の手が加えられていない、自然にできた倉庫という意味。」【出典:四字熟語事典ONLINE.】。
 お城もそんなと地形を選んだのでしょう。また大きな河川は、土地を肥沃にします。災害などを考えると、どうしてと思う所に民家が密集しているように思います。
 これだけ科学が発展したのですから、自然災害を避けられる場所が良いのかも知れません。

楷書 行書 草書

167. [][ フ][画数:8画][部首:阜]

きゅうふ

 「丘」も「阜」、どちらも小高いところを指しますが、「阜」には豊かであるような意味もあります。
 岐阜県はそんな土地なのかも知れません。

楷書 行書 草書

168. [][フ][ フウ][と-む][とみ][画数:12画][部首:宀]

貴は浮雲の如し』

 人生の僅かな時の流れでも、大変裕福な人が落ちぶれていく姿を目の当たりにする事があります。
 まさに「盛者必衰」が世の中の常なのかも知れません。

楷書 行書 草書

169. [][フク][画数:11画][部首:刂]

業』

 少し前までは会社でも副業を禁止していたと思います。最近は副業を認める会社も出てきています。
 闇営業と言う言葉が今流行りですが、どうも言葉が違うような気がします。
 事の発端を明確にして、悪い事は悪い事として、違う事と同次元で裁かないようにしてもらいたいと思います。

楷書 行書 草書

170. [][ヘイ][ヒョウ][画数:7画][部首:八]

強ければ則ち滅ぶ』

 こんな故事があるのですね。なんでと思うかも知れませんが、自信のある時ほど気を付けないといけないのは、油断や慢心ではないでしょうか。上手の手から水が漏るとも言いますから。
 案外どこか故障している時の方が、勝ちに恵まれる事もあると思います。

楷書 行書 草書
覚 書

現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

今回は、小学四年生の文字の166.~170.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【府】广部(げんぶ)・まだれ
  2. 【阜】阜部(ふぶ)・おか・こざとへん
  3. 【富】宀部(べんぶ)・うかんむり
  4. 【副】刀部(とうぶ)・かたな・りっとう
  5. 【兵】八部(はちぶ)・ハチ・はちがしら

 ・・・・つづく。

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