学校で習う漢字三体字典【小学四年生編】Part125

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 小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

181. [][ミ][画数:5画][部首:木]

来志向』

 全ての人間は、過去に戻る事は出来ません。バックトゥザフューチャーのようにタイムマシンが出来れば違いますが。
 「歴史問題
」と言う言葉をよく聞きます。国によって歴史に関する思いは違う事は分かります。しかし、それは学問上解決すべき事ではないでしょうか。
 少なくとも国と国の問題としてテーマにするべきは、過去より、現在や未来だと思うのですが、違うのでしょうか。

楷書 行書 草書

182. [][ミン][たみ][画数:5画][部首:氏]

事不介入』

 これは、警察権の乱用を避けるために必要な原則ですが、民事と言っても犯罪に繋がるような場合や人に迷惑をかけている場合には、警察権が介入すべきだと思います。
 でなければ、民事に対しては、何かの対策を国が定めないと、すべての国民が裁判を起こせるような経済力があると限りません。

楷書 行書 草書

183. [][ム][ブ][な-い][画数:12画][部首:⺣]

『親の意見と茄子の花は千に一つも駄はない』

 そんな自信はありません。ただ、無駄にも無駄の役割があるとは思っています。
 自分の人生を振り返って見ますと、無駄ばかりと思う事もあります。しかし、その無駄が重なって、有益な事が出来るのかも知れません。塵も積もれば山となると言うように。

楷書 行書 草書

184. [約][ヤク][画数:9画][部首:糸]

『倹約と吝嗇けちは水仙とねぎ

 似て非なるものの例えでしょうか。倹約と言うのは浪費をしない事ですが、吝嗇けちは、何事に対しても金品を惜しむ事です。
 確かに、グレーゾーンは存在するようですが、必要な時には散財できるほどの財力を持ちたいと思った事もありました。
 昔、テレビのドラマだったと思いますが、あるケチで有名な商人がいて、宴会などで弁当を貰って、その弁当の木箱で、屋根を葺き替えるほどの始末をしていましたが、何かの時に自分の蓄えていた金品を全て人の為に使った。そんな話だったと思います。
 もし、財力があれば、そんな使い方をして見たいですね。

楷書 行書 草書

185. [][ユウ][いさ-む][画数:9画][部首:力]

猛果敢』

 蛮勇は決して良い事でない事は、みんな分かっていると思います。しかし、往々にして人は蛮勇を奮いたがるものだと思います。
 この言葉は、「果敢」と言う言葉によって、その行動が正当化されます。
 なぜか、それは決断すると言う判断力が介在されるからだと思っています。その判断力が正しく間違っていなければ、勇猛も奨励されるのかも知れません。

楷書 行書 草書
覚 書

現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

今回は、小学四年生の文字の181.~185.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【未】木部(もくぶ)・き・きへん
  2. 【民】氏部(しぶ)・うじ
  3. 【無】火部(かぶ)・ひ・ひへん・れっか・れんが
  4. 【約】糸部(べきぶ)・いと・いとへん
  5. 【勇】力部(りょくぶ)・ちから

 ・・・・つづく。

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