学校で習う漢字三体字典【小学五年生編】Part129

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 今日から五年生になりました。小学校の一年生で80字、二年生で160字、三年生200字、そして四年生は202字を習う事になります。これまで642の漢字を習った事になります。少しは頭に入ったのか疑問ですが、これからもっと難しい漢字を習う事でしょう。小学生も大変です。
 
 今日からは、小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

1. [][アツ][画数:5画][部首:土]

『泰山卵』

 日本人はどちらかと言うと、判官びいきと言われる人が多いと思います。弱い者の味方をしたいのが心情だと思うのですが、この言葉は、大きな山が卵を踏み潰すイメージで、強い者が弱い者を容赦なく圧倒すると思えます。
 現実にはその通りの事が多いと思いますが、大相撲でも小兵と呼ばれる人が大きな人に勝つと、会場が大いに沸きます。

楷書 行書 草書

2. [][イ][かこ-む][かこ-う][画数:7画][部首:囗]

『香粉陣』

 こんな経験はありませんが、この言葉のように容姿端麗な美女に囲まれたら、居場所に困るでしょうね。

楷書 行書 草書

3. [][イ][うつ-る][うつ-す][画数:11画][部首:禾]

れば変わる世の習い』

 諸行無常のように世の中の移り変わりが当たり前の世界に住んでいます。
 頑なに前の風習を守っても、ただ取り残されるだけで、生きにくい世界を作ってしまうような気がします。変えなければならない事は、変えて行った方が楽しいかも知れません。

楷書 行書 草書

4. [][イン][よ-る][画数:6画][部首:囗]

果応報』

 私の記憶にある意味は「今の幸不幸は前世にある」と言う仏教的な教えだと思うのですが、私は前世も来世も信じる所まできていません。
 しかし、自分の一生と言う事だけを考えても、やはり過去の行いが今を作り、そして今の行いが未来を作ると思います。
 ですから、今が大切なのでしょう。

楷書 行書 草書

5. [][エイ][なが-い][画数:5画][部首:水]

垂不朽えいすいふきゅう

 この言葉は、功績や名声は、未来にまで伝わり無くなる事はないという意味で使われます。
 しかし、私の知る限り、一代残る事も稀だと思っています。これは、功績や名声と呼ぶには相応しくないのかも知れませんが、例え総理大臣になったとしても、歴代の総理大臣の名前をすらすら言える人を、私は知りません。もちろん、私も言う事が出来ません。

楷書 行書 草書
覚 書

現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

今回は、小学五年生の文字の1.~5.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【圧】土部(どぶ)・つち・つちへん
  2. 【囲】囗部(いぶ)・くにがまえ
  3. 【移】禾部(かぶ)・いね・いねへん・のぎ・のぎへん
  4. 【因】囗部(いぶ)・くにがまえ
  5. 【永】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず

 ・・・・つづく。

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