学校で習う漢字三体字典【小学五年生編】Part153

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 小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

121. [][セツ][もう-ける][画数:11画][部首:言]

備投資』

 工場では設備投資は非常に難しい問題です。設備投資は、時機を誤ると倒産の危機にもなります。
 だからと言って、老朽化した機械を使っていると、いつ使えなくなるか分かりませんし、時代遅れになる事にもなるかも知れません。
 特にIT企業にとっては、コンピュータは日進月歩の速さで変わっています。

 判断に迷う所です。

楷書 行書 草書

122. [][ゼツ][た-える][た-やす][た-つ][画数:12画][部首:糸]

『舌の剣は命をつ』

 これは、「ペンは剣よりも強し」と言う事ではなく、余計な事を言うと命取りになりかねない。と言う意味で使います。
 軽率な発言は慎みましょう。

楷書 行書 草書

123. [][ソ][画数:9画][部首:礻]

『先に討ち死にさせて高枕』

 「家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。」【出典:ことわざ辞典ONLINE.】。
 特に戦いでなくても、財産を引き継いだ人達は、自分の功績で今の生活が成り立っていると高をくくっていると、今の生活がどうなるか、先の事は分からないと思います。

楷書 行書 草書

124. [][ソ][ス][画数:10画][部首:糸]

『伊達の足もないから起こる』

 私はこの冬、家の中でずっと裸足で過ごしました。靴下が無い訳では無いのですが、足の裏が弱くなってしまうからです。
 ですから、私の場合は、粋やおしゃれではありません。ただし寒いですね。

楷書 行書 草書

125. [][ソウ][画数:14画][部首:糸]

『小男の身の知恵も知れたもの』

 まあ、これは売り言葉に買い言葉、「大男総身に知恵が回りかね」に対しての買い言葉でしょう。どちらにしても、人間の考えなんてたかが知れていると思います。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いています。初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学五年生の文字の121.~125.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【設】言部(げんぶ)・ことば・ゲン・ごんべん
  2. 【絶】糸部(べきぶ)・いと・いとへん
  3. 【祖】示部(しぶ)・しめす・しめすへん・ねへん
  4. 【素】糸部(べきぶ)・いと・いとへん
  5. 【総】糸部(べきぶ)・いと・いとへん

 ・・・・つづく。

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