小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
151. [独][ドク][ひと-り][画数:9画][部首:犭]
『独活の大木』
この字はウドと読むんですね。今回初めて知りました。
昔は確かに、あまり大きな人は、日本人としては少なく、動きが緩慢で役に立ちそうもないように見えたのかも知れません。
しかし、最近の男優などは、180cm以上が結構多く見れます。また、今回NBAから指名を受けた八村塁さんなどは、203cmもあります。均整の取れた身体つきで、決して独活の大木などと呼称できない俊敏さで動きます。確かに父親はベナン共和国(西アフリカ)の人ですが、母親は日本人です。
最近、陸上競技やテニス、あるいは相撲、柔道などでもハーフの人が大活躍しています。鎖国を解いてから165年になりますから、そろそろ国際感覚を身に付けた方が良いのかも知れません。
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152. [任][ニン][まか-せる][まか-す][画数:6画][部首:亻]
『自由放任主義』
本来は国家による国民に対する干渉について使われる言葉ですが、教育にも使われる事が多いと思います。
要するに、干渉せずに自由にやらせると言う主張ですが、子供の教育に関しては、ほったらかしにして良いわけでは無いと思っています。
私は、「親」と言うのは木の上に立って観ている事しかできないと、いつもこの言葉を引用します。これは、監視でも放任でもありません。しかし、見守ってやる事こそ親の務めだと思っています。
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153. [燃][ネン][も-える][も-やす][も-す][画数:16画][部首:⺣]
『燃眉之急』
現代はこんな表現はしないと思うのですが、一見難しい言葉に思えます。
しかし、想像すると確かに眉毛が燃えようとしていると言うのは、よほど火が近くまで来ているようなので、早く逃げないと全身丸焦げになりそうです。
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154. [能][ノウ][画数:10画][部首:月]
『能ある鷹は爪を隠す』
簡単に才能は人に見せない方が奥ゆかしくて良いと思うのですが、いざ、と言う時に何気なくやってのけると、頼もしいと思ってもらえるかも知れません。
意外と自分ではそれほどの事ではないと思っていても、出来ない人にとっては、特殊な能力と思われているかも知れませんよ。
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155. [破][ハ][やぶ-る][やぶ-れる][画数:10画][部首:石]
『破竹の勢い』
杜預が「今兵威已振。譬如破竹、數節之後、皆迎刃而解。無復著手處也。」と言った言葉からこの言葉が遺っています。これを読んで見ますと「今、兵威已に振るう。譬ば竹を破がごとく、数節の後のち、皆刃を迎えて解く。復手を著処無なり。」。要約しますと「今、我々に勢はある、例えば竹を裂くときのように。すぐに我々の刃で崩壊し、もう力を使う必要もなくなる。」。そんな意味だと思います。
で、杜預とは中国の三国時代の最後の武将として名高い人です。
確かに竹は一節割れてしまうと、一気に最後まで裂けてしまいます。
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