小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
171. [仏][ブツ][ほとけ][画数:4画][部首:亻]
『仏の顔も三度』
確かに同じ過ちを三回も続けられると、時には腹が立つと思います。ただ、これも相手によりけりでは無いでしょうか。一生懸命にやった結果の場合は仕方ないと思います。
仕事の場合はそうですが、いやがらせや故意の失敗は、一度でも許せない場合もあります。
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172. [粉][フン][こ][こな][画数:10画][部首:米]
『擂り粉木で重箱洗う』
それは綺麗にはならないでしょう。見て解るものは使わないとは思いますが、道具を間違って使う人はいると思います。やはり成果を考えて道具は選ばなくてはなりません。
よくDIYをする事がありました。ですから道具は殆ど揃えていましたが、本当に道具によって出来具合や段取りに違いがでます。
専門家は道具も手造りするようです。確かに時計屋をしている時には、自分で道具を造っていました。
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173. [編][ヘン][あ-む][画数:15画][部首:糸]
『韋編三度絶つ』
まず韋編と言うのが何であるのかを調べて見ましょう。本を綴じた革ひもの事だそうですが、この言葉は書物を現わしています。孔子は「易経」をその綴じてある紐が三度も切れるまで熟読したそうです。
確かに何度も同じ本を読んでいますと、と言っても私の場合は空手に関する本ですが、初めは気付かなかった事が、何度目かに気が付き、ハッとする事があります。
また、年代にもよると思うのですが、若い時に十分読んだつもりでも、年取ってから読むとまた違う事に気付かされる事もあります。
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174. [弁][ベン][画数:5画][部首:廾]
『雄弁は銀 沈黙は金』
「Speech is silver, silence is golden.」英国の思想家カーライルの「衣装哲学」に書かれてあるそうですが、余りべらべら喋るのも日本ではみっもないと言われてきました。
しかし、現在は国際化が進み、自分の意見は堂々と話せないといけなくなりました。これも時代の変化でしょう。
ただ、自分の意見であれば良いのですが、どこかで聞いたことをさも自分の考えのように言うのも、どうかと思います。
もし自分の意見を言う機会があれば、それまでに自分の意見をしっかりと熟成しておく必要があると思っています。
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175. [保][ホ][たも-つ][画数:9画][部首:亻]
『明哲保身』
本来、聡明な人は、危険な所には初めから行かないと言った意味で使われますが、「保身」と言う言葉で、自分可愛さに要領よく立ち回るように使われる事もあります。
ただ、蛮勇を奮うよりは良いのかと・・・・。
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