学校で習う漢字三体字典【小学六年生編】Part182

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 小学校六年生で習う、191字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

 小学校で習う漢字を書いてきました。これまで、續木 湖山先生が編集の毛筆書写事典を手本にして書きましたが、今は江守賢治先生が編集された楷行草、筆順・字体字典を手本に書いています。

 理由は見やすさもありますが、五年生までは学年に応じた書体を書かれたと言う事で使わせてもらいました、江守賢治先生の場合は、より書道的な字体に編集されていると思いましたので、そろそろ大人の字体が良いと思い変更しました。

 例えば、今までの「きへん」は、縦の棒(2画目)は最後止めて書いていましたが、従来の楷書の書き方は撥ねるのが一般的だと説明されていますので、その書き方に準じています。

71. [][シャ][い-る][画数:10画][部首:寸]

『将をんとせば先ず馬をよ』

 場合にもよりますが、難攻不落の城に目的の将がいるのであれば、その周辺から攻める方が容易だと思います。馬の場合は、直接将を狙えるかも知れません。
 これは戦いの場合ですが、戦いでなくても、物事を達成するためには、直接達成しようとしても、障壁がある場合があります。そんな時は、まったく違う所から取り掛かる方が、反って早く達成するかも知れません。

楷書 行書 草書

72. [][シャ][す-てる][画数:11画][部首:扌]

『身をてる藪はない』

 平成15年を境に自殺者は減少傾向にありますが、それでも自殺者は後を絶ちません。
 この言葉のように、最後まで自分の身を捨てる事ができないのが当然の気持ちだと思いますが、それを振り切ってでも、この世に区切りを付けたくなる世の中なのだと思います。
 もう少し、住みよい世界になってもらいたいものです。

楷書 行書 草書

73. [][シャク][画数:4画][部首:尸]

『寸を曲げてを伸ぶ』

 小さい事を犠牲にして大きな利益を得ようとする譬えかも知れませんが、その小さい事がとても大事な事になるかも知れないのが現実だと思います。
 この言葉のように、わざわざ小さいものをより小さくしてまで大きなものを伸ばす、と言うのはどうなんでしょう。
 ただ、小さいものが大きなものの障害になっている場合は、障害をできるだけ小さくする努力は必要なのかも知れません。
 特に習い事の場合は、自分の悪い癖をできるだけなくす事で、伸びる可能性が出てきます。

楷書 行書 草書

74. [][ジャク][ ニャク][わか-い][も-しくは][画数:8画][部首:艹]

い時旅をせねば老いての物語がない』

 別に年老いてから若い時の事を話す必要もないと思います。
 私は若い時に色々見聞を広げる事は、将来きっと役立つと思います。ただ口に出して話題に上げる事は、反って反感を買うと思うのですが。

楷書 行書 草書

75. [][ジュ][画数:16画][部首:木]

静かならんと欲すれども風止まず』

 この言葉から親孝行の話に何故なるのか、辞書の説明も言葉足らずと思います。
 「親孝行をしようと思うときには、すでに親はこの世にいない。親が生きているうちに親孝行をせよとの戒。」【出典:大辞林第三版 三省堂.】
 これはその意味の最初にある、〔韓詩外伝「樹欲レ静而風不レ止、子欲レ養而親不レ待矣」〕【出典:大辞林第三版 三省堂.】
 〔〕がその言葉の出所で、「子欲レ養而親不レ待矣」にその意味があります。この漢文は、「子養わんと欲しても親は待たないだろう」と読めます。
 初めの文は「木が静かにしていようと思っても、風がやまないので静かにしていられない」とでも意訳できるでしょう。
 ようするに、自分の思うようにならない事を言う時に使うと良いかも知れません。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いています。初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学六年生の文字の71.~75.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【射】・寸部(すんぶ)・スン
  2. 【捨】・手部(しゅぶ)・て・てへん
  3. 【尺】・尸部(しぶ)・しかばね・しかばねかんむり・かばね・かばねだれ
  4. 【若】・艸部(そうぶ)・くさ・くさかんむり・そうこう
  5. 【樹】・木部(もくぶ)・き・きへん

 ・・・・つづく。

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