中学校で習う漢字三体字典 Part69

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 今日からまた楷書・行書・草書と書いて行く予定です。一応毎日書くつもりでいますが、予定は未定と言いますから、毎日更新できない日もあるかも知れません。

 中学校の三年間で習う、1110文字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

 ちなみに、文部科学省では学年ごとに習う漢字は、1学年250字程度から300字程度、2学年300字程度から350字程度、3学年では、その他の常用漢字(小学校で習う漢字1026文字以外の常用漢字1110文字の大体)と学年ごとに決まっていないようです。

341. [][こま][画数:15画][部首:馬]

『瓢箪から

 瓢箪から馬なんて出ませんよ。
 この諺は思いがけない出来事の事を言うのでしょう。しかし、この由来も中国から来たものだと知りました。
 中国の仙人が白いロバに乗って各地を廻って、休むときにはそのロバを瓢箪の中に入れていたという話が伝わったらしいのですが、孫悟空にもそんな話がありましたね。
 東アジアでは瓢箪の中に別の世界が存在するという考えがあるらしいです。
 案外瓢箪には夢が詰まっているのかも。

楷書 行書 草書

342. [][こ-む][こ-める][画数:5画][部首:辵]

『無理が通れば道理引っむ』

 そうなんですよね。ホントはそんな事があってはいけないのですが、現実には力が物を言うようです。
 そんな権力を持つ者が、聞く耳を持てば良いのですが、如何せん、力がある人は自分が正しいと思っているから始末に負えません。
 ですから道理に反する事でも、無理矢理通してしまうのでしょう。それも自分では道理に反しているとは、全く思っていないのですから。

楷書 行書 草書

343. [][ころ][画数:11画][部首:頁]

『天災は忘れたにやってくる』

 近頃の天災は、忘れる前にやってくるような気がしています。
 どうも地球の環境が、年ごとに変化しているような感じです。
 温暖化だけではなく、何か原因を究明して対処する必要があるのかも知れません。
 国益を優先するのも結構ですが、母体となる地球の事も知恵を出し合ってほしいですね。

楷書 行書 草書

344. [][コン][画数:8画][部首:日]

金友玉きんゆうぎょっこん

 そんな兄弟は私の知っている人の中ではいません。兄弟の中で一人は優秀でも一人はまあまあ、とか、揃って才能豊かの人には出会いませんでした。
 私の姉は書道に関しては天才だと思います。そして学校の成績も常にトップクラスでした。そして私はと言うと、学校の成績は、中学校では真ん中位、高校になるとビリでしたから、金友玉昆きんゆうぎょっこんに非ず、ですね。
 それでも何とか生きてこれましたから、いいじゃないですか。

楷書 行書 草書

345. [][コン][うら-む][うら-めしい][画数:9画][部首:心]

報仇雪ほうきゅうせっこん

 日本で仇討ちと言えば「赤穂浪士」ですが、これも実際はどのような考えであったのか、定かではありません。
 この四字熟語のように、家族の仇討ちはしても良いのではないかと考える方です。
 しかし、「「報仇雪恨」の旗を掲げて、曹操が父親の仇の陶謙を討つために、徐州を攻めて、大虐殺したという故事から。」【出典:四字熟語辞典ONLINE.】にあるような戦争はいけません。まったく遺恨の無い人まで巻き込んでしまうのですから、それはだめでしょう。
 先に仇討ちを肯定するような事を書きましたが、法律で禁じられている事は知っています。もちろん覚悟の上で仇討ちはしたいと思います。と、こんな事を言うと、かならず、怨みの連鎖とか言う人がでてきそうですね。う~ん。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在中学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、中学校三年間で習う文字の341.~345.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【駒】馬部(ばぶ)・うま・うまへん
  2. 【込】辵部(ちゃくぶ)・しんにょう・しんにゅう
  3. 【頃】頁部(けつぶ)・おおがい
  4. 【昆】日部(にちぶ)・ひ・にち・ひへん・にちへん
  5. 【恨】心部(しんぶ)・こころ・りっしんべん・したごころ

 ・・・・つづく。

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