独、60歳未満への接種を制限 アストラゼネカ製、血栓報告続く
共同通信社 2021/03/31 09:16

　【ベルリン共同】ドイツ政府と各州の保健当局は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、60歳未満の人に対する接種を制限することで合意したと発表した。地元メディアが伝えた。

　ドイツでは同ワクチンを接種した60歳未満の女性に血栓が生じる症例が複数報告されていた。今後、60歳未満の人が接種を希望する場合、医師による十分なリスクの説明などが必要となる。

　同ワクチンはドイツで約270万回接種され、シュパーン保健相や専門機関によると、血栓の珍しい症例が31例報告された。症状が出た人の多くが20～63歳の女性で、死者は9人に上る。

　確かに、２７０万回の内３１例ですから、０．００１１５％と数字的には僅かですが、血栓症の場合死亡する人が出ていますから、見逃すわけには行かないでしょう。

　しかし、６３歳以上の人は血栓症にならないのでしょうか。

　まず、この血栓症になった場合の対処の仕方を考えたらどうでしょう。もちろん、素人の考える事ですから、専門的に見ても、血栓症になった場合は、手の施しようがないのかも知れません。

　死亡するかも知れないと、如何に医師から十分なリスクの説明があったとしても、接種に二の足を踏む事になります。

　やはり、何かの副反応があった場合には、その対処の仕方をしっかり準備して欲しいと思います。