ノババックスのインフル・コロナ混合ワクチン、動物実験で効果
REUERTS 2021/05/10 23:32

［１０日　ロイター］ – 米バイオ医薬品会社ノババックスは１０日、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの混合ワクチンが前臨床試験で双方のウイルスに対する機能的な抗体を産生したと発表した。

混合ワクチンはＡ型およびＢ型インフルエンザに対して強い免疫反応を示したほか、新型コロナウイルスに対しても保護機能を発揮したという。

同社幹部は「季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの混合ワクチンは、新たに出現する新型コロナ変異株に対抗するために重要となる」と述べた。

ハムスターに混合ワクチンを接種させた実験によると、１回目の接種から２週間後の抗体レベルが新型コロナワクチンのみを接種した場合よりも高く、２回目の接種後も大幅に上昇したという。

２０２１年末までに混合ワクチンの臨床試験を開始する予定。

　これ、なかなかよく考えられてますよね。だれでも考える事だとは思いますが、一石二鳥であれば、良いですね。

　ただ、日本でのインフルエンザは、季節がある程度限定されていますが、新型コロナウイルスは、一年を過ぎましたが、未だに季節感がありません。確かに寒くなると増える気もしますが、去年の夏場にも感染者は減る事は無かった気がします。

　また、ある情報では新型コロナウイルスのワクチンの効き目は６カ月の間は有効とありました。もちろん、まだ検証中ですから、１年間有効であれば、インフルエンザのワクチン接種時期に接種すれば良いとは思うのですが、まだまだ対処の方法も未開の分野かも知れません。

　しかし、次から次に新しい研究成果が発表されますが、実際に薬として承認されるのはいつになるのでしょう。まだ、動物実験の段階ですが、待ち遠しい思いがします。