“マスク”感染状況と接種率考慮を～ＷＨＯ
NNN24 2021/05/15 09:31

アメリカで、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は、原則、マスクの着用を不要とする新たな指針が示されたことについて、ＷＨＯ（＝世界保健機関）は、感染状況とワクチンの接種率を考慮すべきだとの見解を示しました。

感染症専門家（１４日　ＷＨＯ定例会見）「感染症対策としてのマスク着用方針は、状況をみて決めるべきだ」

アメリカでは１３日、ワクチン接種を完了した人は、屋内、屋外を問わず原則マスクの着用は必要なく、社会的距離を取る必要もないとする指針が発表されました。

これを受け、ＷＨＯの感染症の専門家は１４日の会見で、マスク着用を義務化しない決定をする場合は、その地域の感染状況とワクチンの接種率を考慮すべきだとの見解を示しました。

その上で、「リスクに基づいた対策と、状況に応じてマスクを適切に着用することが重要である」と強調しました。

　私もこの「アメリカでは１３日、ワクチン接種を完了した人は、屋内、屋外を問わず原則マスクの着用は必要なく、社会的距離を取る必要もないとする指針が発表されました。」と言うニュースには疑問を持ちました。

　もちろん、実際にまた感染者が増えると言う確証はありませんが、少し早計ではないかと思います。

　外国ではマスクが人間にとって大きな行動抑制にあたると思っている人が多いのでしょうが、もう少し我慢をしても良いのではないかと思います。

　私が危惧するのは、ワクチン接種が１００％の効果があると保証されている分けではありませんので、効かない人も僅かいるのですから、完全に感染予防を無くしても良いとは思えません。

　最近のニュース（埼玉 ワクチン２回接種した６０代医師が感染 新型コロナ）では、ワクチン接種後の感染も報告されています。

　であれば、当然完全に新型コロナウイルスの脅威が収束されるまでは、マスクも含めて感染予防対策は続けるべきだと思っています。

　安心するのはまだ早い、そんな気がします。