橋下徹氏、東京五輪は「ちゃんとリスクを管理できるならやればいい。できないなら中止」
報知新聞社 2021/05/28 15:49

　２８日放送の日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜・午後１時５５分）では、開会予定まで２か月を切った東京五輪について、ＩＯＣの最古参委員・ディック・パウンド氏がＣＮＮとのインタビューで「中止の選択肢は事実上、すでに排除されている」とした発言などに反発する怒りとともに開催への疑問の声がわき上がっていることを特集した。

　コメンテーターで出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏はパウンド氏の「アルマゲドン（最終戦争）が起こらない限り大会は成功するだろう」という発言について「本当にこんなこと言ったんですか？　アルマゲドンがって？」とます疑問を声をあげた上で「オリンピックについては僕は少数派になってますよ。中止という考えの方が大多数になっていると思います」と発言。

　「感染対策をきちんとすれば（飲食店も）営業できるというのが科学的な判断。でも、今、オリンピックについては科学じゃなくて、なんとなくの感覚でみんな中止と言っていると思うんですよ」とした上で「ちゃんと対策を取ってリスクをちゃんと管理できるんだったらやればいい。それができないんだったら中止すればいい。オリンピックすらできるんだったら、民間の事業もできるんじゃないかと言う新しい社会モデル、象徴例になると思うんですけどね」と続けていた。

　東京五輪については、何か裏でマスコミを動かし、国民を誘導しているような気がしています。

　その意図は、菅首相を止めさせようと言う企みのような気がします。しかし、このような状態で首相を引きずり降ろして、誰か適任者がいるのでしょうか。

　確かに答弁も上手いとは言えませんし、色々スムーズに事が運ばないこともしばしば見受けられます。しかし、菅首相は一生懸命やっていると思います。ただ、そう思わない人が沢山いるのですね。何の代替案も浮かばない人達だと思うのですが・・・。

　この橋下徹氏の言う様に、もう少しフラットに考えて、感染対策を十分とれるのであれば、実施する方が良いと思っています。

　また、この東京五輪と劇場や映画館、あるいは各種イベントと同列に扱うのは、ちょっと違うのかなとも思います。

　確かオリンピックでＩＯＣが得る総収入の内、９０％が世界各国のオリンピック委員会にアマチュアスポーツの強化費用として分配（オリンピック収入の配分）されると言う記事を見た事があります。

　もちろん、この分配が真実で、かつ、分配された金額の配分が正当になされている事が条件ではありますが。なんせ、お金に群がる人達が沢山いますからね。真面目にスポーツに勤しんでいる人達の強化費用に回ってくれば良いのですが、と、ふと思ったりもします。

　これだけではなく、色々な分野で経済的な波及効果が認められていますので、直ぐに中止と言う訳には行かないのが実情でしょう。

　オリンピックだけではなく、現在営業自粛を要請されている所も、この感染予防対策が十分であれば、何も自粛する必要も営業を止める必要もないと思います。

　現在のような自粛をしないで、感染予防対策もろくに取らないで営業している所が儲かる仕組み自体を解消しなければ、国や自治体に反抗的な経営が得をする事になります。

　いわゆる正直者が馬鹿を見る事がないような方法で、この難局を乗り切って欲しいと思う一人です。