ドイツで感染過去最多 ワクチン頭打ち、政府は3回目接種に期待
毎日新聞 2021/11/06 08:30

　ドイツで新型コロナウイルスの感染者が急増している。5日には1日当たりの新規感染者数は3万7120人と2020年春の流行の第1波以降で最多を記録した。一方、ワクチン接種完了者は人口の7割弱で頭打ちになっており、政府は3回目となる追加接種で感染拡大を防ぎたい考えだ。

　24時間の新規感染者の最多記録は昨年12月の3万3777人だったが、今月4日に3万3949人で記録を更新。5日の数字はこれを塗り替えた形で、政府は「第4波が本格的に到来した」（シュパーン保健相）と警戒を強めている。欧州では他にも英国やウクライナなどで感染が拡大しており、英BBC放送によると世界保健機関（WHO）は4日の記者会見で、欧州が再び「エピセンター（感染震源地）になった」との認識を示し、来年2月までにさらに50万人が死亡する恐れがあるとした。

　WHOは急増の原因としてマスクや接触制限などの感染対策の緩和と、ワクチン接種が行き届いていないことを挙げる。ドイツではワクチン接種証明などの提示を条件に、公共の場での接触制限を大幅に緩和。寒さから屋内で過ごす時間が増え、感染リスクが高まっていることなどが指摘されている。

　ドイツでは今年春からワクチン接種件数が急増し、新規感染者数も減った。しかし秋以降接種ペースは停滞し、規定回数の接種を終えたのは66・9％（11月4日時点）にとどまる。

　一方で9月から、医療従事者や60歳以上の高齢者らへのワクチン追加接種を開始した。3回目の接種は、ワクチン接種を終えた人の免疫をさらに強化するために行う。

　追加接種が進むイスラエルでは新規感染者数が大幅に減っている。独政府は5日、接種から6カ月が経過した人全員に追加接種の機会を広げることを決めた。

　ドイツ国内にはワクチン接種やマスク着用など、政府による感染対策に反対する市民も多い。9月の連邦議会選（総選挙）では政府の行動規制に反対する新党「草の根民主主義党（草の根党）」が候補者を擁立。議席獲得はならなかったが、比例代表で63万票（1・4％）を獲得した。総選挙の直前には、ドイツ西部イダー・オーバーシュタインのガソリンスタンドで、マスク着用を求めたアルバイト男性を客の男が射殺する事件も起きた。【ベルリン念佛明奈】

　ドイツだけでなく、（制限緩和の韓国 新規感染者増加し過去4番目の多さに）［テレ朝news　2021/11/03 18:05］と、隣の韓国でも感染者が増加しているようです。

　一方日本国内では一時、東京も大阪も一桁と言う日もありました。しかし、この原因はハッキリしていません。

　もちろん、ワクチンの接種も一つの原因かも知れませんが、生活様式も考えられるでしょう。しかし、まだ究明されてはいません。

　そんな中で、制限が徐々に解除されていますが、大丈夫なのでしょうか。

　感染者の数を見ていると、確かに一桁に落ちた日もありますが、徐々に増えているようにも見えます。１１月５日現在では東京２５、大阪３２と増えている中で、（宣言の新指標、感染者数の数値なくす方向　政府コロナ対策分科会）［朝日新聞デジタル　2021年11月6日 6時00分］と言う事もニュースになっています。

　もう少し、感染者数もニュースにして欲しい気がしています。私はＭＳＮ　Ｊａｐａｎと言うニュースを見ていますが、もう新型コロナウイルスの枠も無くなっています。

　何だか、いつまでも新型コロナウイルスに振り回されたくない気持ちは解りますが、このまま収束すれば良いのですが、もう少し目を向けていても良いような気がしています。