学校で習う漢字三体字典【小学五年生編】Part164

 小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

176. [墓][ボ][はか][画数:13画][部首:土]

『揺り籠から墓場まで』

 「from the cradle to the grave」。第二次世界大戦後イギリスにおける社会福祉政策のスローガンであったと思います。
 日本でもそんな社会を目指したのだと思いますが、果たして今の日本はそんな社会を築けたのでしょうか。

楷書 行書 草書

177. [報][ホウ][むく-いる][画数:12画][部首:土]

『恩を以て怨みに報ず』

 神様のような、いや仏様のような慈悲深い人だと思います。怨みを忘れるとか、水に流すと言った事は出来ても、恵みを与えたり、情けをかける事が果たして出来るのでしょうか。
 仮に、昔のように仇討ちが許されていれば、私なら仇討ちをするかも知れません。

楷書 行書 草書

178. [豊][ホウ][ゆた-か][画数:13画][部首:豆]

『五穀豊穣』

 「 五穀」は米・麦・あわ・黍きびまたはひえ・豆の5種類の穀物は、日本人にとって無くてはならない主となる食べ物でした。その五穀が豊作であるように、各地でお祭りをして祈る風習が今でも残っています。

楷書 行書 草書

179. [][ホウ][ふせ-ぐ][画数:7画][部首:阝]

『前門に虎をぎ後門に狼を進む』

 次から次に難題が押し迫ってくる様子です。一難去ってまた一難とも言いますね。
 近頃の台風や地震、ゲリラ豪雨など、まさにこの言葉がぴったりです。
 ろくでもない事に国はお金を使うのではなく、こんな時こそ救済のために税金を投入するべきだと思います。

楷書 行書 草書

180. [貿][ボウ][画数:12画][部首:貝]

陵谷遷貿りょうこくせんぼう

 明治維新、第二次世界大戦後のように今までの常識が通用しなくなるような変化の事を言います。
 それほどでは無くても、この30年程の間の世の中の変わりようは、まさにこの言葉が合うのかも知れません。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いています。初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学五年生の文字の176.~180.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【墓】土部(どぶ)・つち・つちへん
  2. 【報】土部(どぶ)・つち・つちへん
  3. 【豊】豆部(とうぶ)・まめ・まめへん
  4. 【防】阜部(ふぶ)・おか・こざとへん
  5. 【貿】貝部(ばいぶ)・かい・かいへん・こがい

 ・・・・つづく。