今日の文字は『解答かいとう 』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百七十九段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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解答
☆簡単簡単、和風明太子スパゲッティ 一人前
よく、作ります。明太子が無ければ、タラコでもOK。
用意する物
(1)スパゲッティ【50g~100g程度食べる量分】
(2)明太子(タラコの場合は鷹の爪1/2個をハサミで輪切りにして入れる)
◎分量はお好みで、私は1/2腹程度
(3)海苔【3㎜×4cm程度にハサミで切る】
◎小皿に切って入れ、サランラップをしておいて、食べる時に乗せると乾いたまま乗せる事ができます。
(4)醤油【大さじ1/2杯】
(5)バター【5mm×1cm角程度】
(6)牛乳【大さじ2杯】
作り方
(1)鍋にバター、牛乳、醤油を入れる。
(2)明太子の中身だけ出して置く。
(3)スパゲッティを茹でる。
(4)鍋に弱火で火をつけ、バターが溶けたら、明太子の中身だけ入れる。
(5)茹で上がったスパゲッティを入れてかき混ぜる。
(6)皿に盛って、上に海苔をかける。
海苔は味付けでも海苔巻き用で構いません。いたって簡単、あっと言う間に出来ます。私は、明太子は冷凍しておいて、いつでも使えるようにしています。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百七十九段 〔原文〕
入宋の沙門、道眼上人、一切經を持來して、六波羅のあたり、燒野といふ所に安置して、殊に首楞嚴經しゅりょうごんきょう を講じて、那蘭陀寺と號す。その聖の申されしは、「那蘭陀寺は大門北向きなりと、江帥ごうそち の説とていひ傳へたれど、西域傳・法顯傳などにも見えず、更に所見なし。江帥はいかなる才覺にてか申されけん、覚束なし。唐土もろこし の西明寺は北向き勿論なり」と申しき。
『現代文』
『宋に入った法師、道願上人が、一切経を持ち帰り、六波羅のあたり、焼野という所に安置して、主に首楞嚴經しゅりょうごんきょう を講義し、那蘭陀寺と号した。その聖の申された事に「那蘭陀寺は大門北向きであると、江帥ごうそち の説と言い伝えられているが、西域伝・法顕伝などにも見当たらず、更に所見がない。江帥ごうそち はどういう知識で言われたのか、解らない。唐土もろこし の西明寺は北向きである事は勿論である」と言われた。』
『解答』
さて、この道願上人の言う事が、正解なのか、それとも江帥ごうそち の説が正しいのか、良く分かりません。
江帥ごうそち の説が間違っていると言い切るのであれば、道願上人はインドに行って那蘭陀寺を見てくるべきではないでしょうか。宋に入ったとは書かれていますが、文献によっても、インドの那蘭陀寺の大門がどちらを向いているのか書かれていないようです。
推測に過ぎませんが、江帥ごうそち の説を批判したいのであれば、どの文献にも見当たらないと言うよりも、例えば、インドの那蘭陀寺の大門は南向きであるとの記述を、信頼のおける書籍から引用し、その書籍を示すべきではないでしょうか。
また、この段の最後に『唐土もろこし の西明寺は北向き勿論なり』 とありますが、この段には西明寺と言う事については、まったく前段がありません。なぜか、ここで西明寺が登場し、『 北向き勿論なり』 と言っている事から推測すると、中国では大門を北向きにするのが常識だったのかも知れません。
ただ、「文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【134】」 で、「インドでは、北に極楽浄土があると信じられていて」 と書きましたが、お釈迦様が亡くなられた時に北枕であった事が、江帥ごうそち の説にその根拠があったのかも知れません。まったく憶測の域を出ませんが。
徒然なるままにと言っても、兼好法師は何かを書きたかったのでしょうが、この段も兼好法師が、何を言いたかったのか不明のままこの段を終わる事になりました。