実用書写「市・区版」Part-7 2020年7月8日 / zuishin / コメントする 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。 今日は北海道の室蘭市と釧路市です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。 一口メモ 「書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘」(余雪曼著)が、「結体三十六法」と「結構八十四法」を基に九成宮碑文の特殊な結構を参酌して四十四に書き表したものを紹介します。 今回は、その9回目です。 【ここで書いてある文字は、九成宮醴泉銘を私が臨書したものです。赤い線は。『書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘』を参考に入れています。】 (19) 中大法 左払いと右払いが上ではなく上と下の中に位置する場合は、上を受けて下を包み込むように書くような方法です。受けると言うのは分かりにくいかも分かりませんが要するにアンバランスにならない事です。そして、包み込むようにと言うのは、左右の払いからはみ出さないように書くと言う事と理解しています。 (20) 頂戴法ちょうたいほう 上の部分と下の部分がバランスよく配置されるように、書くのですが、ここでの表現は、上はちゃんと乗り、下は静かにすわっていなければならない。と書いてありますが、ここでも抽象的な言葉で書かれてありますので、分る範囲で具体的にしてみます。 下の部分の中心軸を外れないように上の部分の中心を決めて書く事だと思います。 「覧」の場合は「見」と言う字の「目」の真ん中を中心軸として、上の「臣」の右側に中心軸をイメージして書くとバランスが取れます。 「壹」の場合は上も下も中心軸は真ん中になります。その中心軸から左右の長さを均等にして書くとバランスが取れると思います。 ☆この一口メモは、2018年7月10日 にこのブログに載せたものを再掲載しました。 ニュース 「空気感染の恐れ、認識を」 世界の科学者ら239人がWHOに警鐘【新型コロナ】 ハフポスト日本版 2020/07/07 16:40 新型コロナウイルスは空気感染の恐れがあるとして、日本を含む世界の科学者ら239人が7月6日、WHOなどの国際機関に対策を求める公開書簡を発表した。書簡は、イギリス・オックスフォード大の医学誌「臨床感染症(CID)」に掲載された。 —-中略—- 公開した書簡で、「新型コロナウイルスの空気感染のリスクに対する認識と注意喚起の欠如が、重大な結果をもたらすことを懸念している。私たちの声明によって、新型コロナウイルスの空気感染が真のリスクだという認が高まることを願っている」と訴えた。 この書簡、私も同感です。テレビに出る専門家は、こぞって飛沫感染に警鐘を鳴らしています。これも確かにそうだと思うのですが、空気感染は無い、と言い切る専門家がいるのですが、本当にそうなのでしょうか。 まだ新型コロナウイルスについては、解らない事が多い中で、限定的に決めつけても良いのか、疑問に思っていました。 もちろんこのような空気感染を否定する情報は、WHOからの発信を信じての事でしょうが、これを覆すのは容易な事ではないと思います。 今回の書簡は、専門家の専門家たる思いが伝わってきます。 楷書 行書 楷書 行書