今日の文字は『成就』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百八十八段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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成就
☆自家製エビピラフ 二人前
何もない時、残り物のご飯を使って、簡単にピラフが出来ます。別にエビでなくても、ピラフに合うものであれば何でもOKです。ただし、本当のピラフはご飯ではなく、米から作るそうです。ですからこれはピラフ風ですね。
- 用意する物
(1)ご飯 【お茶碗2杯】
(2)玉ねぎ【1/2個】細い半月切りにしておく。
(3)ブラックタイガー【2本】冷凍でOK。2cm程度に切っておく。
(4)片栗粉【大さじ1杯】】
(5)ガラスープ【小さじ1杯】
(6)料理酒【大さじ1杯
(7)オリーブオイル【大さじ1杯】
(8)バター【1片】飴のように包んである分量程度。
(8)水【200cc】
(9)塩胡椒【適量】
- 作り方
(1)フライパンにオリーブオイルを引き熱する。
(2)バターを入れて溶けたら、弱火にして玉ねぎを入れて飴色になるまで炒める。
(3)ブラックタイガーを入れて、サッと炒めてご飯を入れる。
◎ご飯は残り物で十分、冷えている場合は少し電子レンジで温めて置く方が良い。
(4)1.の(4)(5)(6)(8)を別の容器に順番に入れて、よくかき混ぜる。
(5)(4)をフライパンに入れて、2分程度蒸す。
(6)蓋を取って、水分がある程度なくなるまで炒めて終了。
◎豪華にしたい場合は、好みで具材を追加してください。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百八十八段 〔原文〕
ある者、子を法師になして、「學問して因果の理をも知り、説經などして世渡るたづきともせよ」といひければ、教のまゝに、説經師にならん爲に、まづ馬に乘り習ひけり。輿・車もたぬ身の、導師に請ぜられん時、馬など迎へにおこせたらんに、桃尻にて落ちなんは、心憂かるべしと思ひけり。次に、佛事の後、酒など勸むることあらんに、法師のむげに能なきは、檀那すさまじく思ふべしとて、早歌といふ事をならひけり。二つのわざ、やうやう境に入りければ、いよいよ よくしたく覺えて嗜みける程に、説經習ふべき暇なくて、年よりにけり。
この法師のみにもあらず、世間の人、なべてこの事あり。若きほどは、諸事につけて、身をたて、大きなる道をも成し、能をもつき、學問をもせんと、行末久しくあらます事ども、心にはかけながら、世をのどかに思ひてうち怠りつゝ、まづさしあたりたる目の前の事にのみまぎれて月日を送れば、事毎になすことなくして、身は老いぬ。つひに、ものの上手にもならず、思ひしやうに身をも持たず、悔ゆれどもとり返さるゝ齡ならねば、走りて坂をくだる輪の如くに衰へゆく。
されば一生のうち、むねとあらまほしからむことの中に、いづれか勝ると、よく思ひくらべて、第一の事を案じ定めて、その外は思ひすてて、一事を勵むべし。一日の中、一時の中にも、數多のことの來らむなかに、少しも益のまさらむことを營みて、その外をばうち捨てて、大事をいそぐべきなり。いづかたをも捨てじと心にとりもちては、一事も成るべからず。
たとへば碁を打つ人、一手もいたづらにせず、人に先だちて、小を捨て大につくが如し。それにとりて、三つの石をすてて、十の石につくことは易し。十を捨てて、十一につくことは、かたし。一つなりとも勝らむかたへこそつくべきを、十までなりぬれば、惜しく覺えて、多くまさらぬ石には換へにくし。これをも捨てず、かれをも取らむと思ふこゝろに、かれをも得ず、これをも失ふべき道なり。
京に住む人、急ぎて東山に用ありて、既に行きつきたりとも、西山に行きてその益まさるべきを思ひえたらば、門よりかへりて西山へゆくべきなり。こゝまで來つきぬれば、この事をばまづ言ひてん。日をささぬことなれば、西山の事は、帰りてまたこそ思ひたためと思ふ故に、一時の懈怠、すなはち一生の懈怠となる。これを恐るべし。
一事を必ず成さむと思はば、他の事の破るゝをも痛むべからず。人のあざけりをも恥づべからず。萬事にかへずしては、一の大事成るべからず。人のあまたありける中にて、あるもの、「ますほの薄、まそほの薄などいふことあり。渡邊の聖、この事を傳へ知りたり」と語りけるを、登蓮法師、その座に侍りけるが、聞きて、雨の降りけるに、「蓑・笠やある、貸したまへ。かの薄のこと習ひに、渡邊の聖のがり尋ねまからん」といひけるを、「あまりに物さわがし。雨やみてこそ」と人のいひければ、「無下の事をも仰せらるゝものかな。人の命は、雨の晴間を待つものかは、我も死に、聖もうせなば、尋ね聞きてむや」とて、走り出でて行きつゝ、習ひ侍りにけりと申し傳へたるこそ、ゆゝしくありがたう覺ゆれ。「敏きときは則ち功あり」とぞ、論語といふ文にも侍るなる。この薄をいぶかしく思ひけるやうに、一大事の因縁をぞ思ふべかりける。