今日の文字は『嘘』です。嘘八百という時に使う文字で、草書で書きました。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第七十三段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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嘘
読売新聞()に『「財布ちょうだい」車の進路塞ぎ686万円奪う』という見出しがありました。
2日午後6時55分頃と言いますから、ちょっと薄暗くなっているとはいえ、深夜でもありません。白昼堂々と言う言葉は当てはまらないかも知れませんが、同じようなものだと思います。
日本の犯罪も、変な所で国際化しているように思います。
国際化と言えば、『米財務省、山口組幹部4人と関連2社に制裁』と【AFP=時事】の見出しを見ました。一般市民の知らない間に、国内でも闇の世界が広がっているのかも知れません。
なんだか、台風25号も怪しい動きをし始めています。6日ぐらいから日本の本土に近づきそうな気配です。近畿地方では、前回と違って上を通るようですから、前よりも暴風が吹くかも知れません。十分な注意が必要です。
昨日は、延期になっていた運動会が近くの小学校で開催されました。一生懸命練習していた甲斐があったのか、晴天で良かったです。
今日は、幼稚園の運動会の練習をやっているようです。賑やかです。何時運動会が開かれるのでしょうか。今週末から来週の初めに台風がこなければ良いのですが。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第七十三段 〔原文〕
世にかたり傳ふる事、誠は愛なきにや、多くは皆虚言なり。
あるにも過ぎて、人はものをいひなすに、まして年月すぎ、境も隔たりぬれば、言いたき侭に語りなして、筆にも書き留めぬれば、やがて定りぬ。道々のものの上手のいみじき事など、かたくななる人の、その道知らぬは、そゞろに神の如くにいへども、道知れる人は更に信も起さず。音にきくと見る時とは、何事も變るものなり。
かつ顯はるゝも顧みず、口に任せていひちらすは、やがて浮きたることと聞ゆ。又、我も誠しからずは思ひながら、人のいひしままに、鼻の程をごめきて言ふは、その人の虚言にはあらず。げにげにしく所々うちおぼめき、能く知らぬよしして、さりながら、つまづま合せて語る虚言は、恐ろしき事なり。わがため面目あるやうに言はれぬる虚言は、人いたくあらがはず、皆人の興ずる虚言は、一人「さもなかりしものを」と言はんも詮なくて、聞き居たる程に、證人にさへなされて、いとゞ定りぬべし。
とにもかくにも、虚言多き世なり。ただ、常にある、珍しからぬ事のままに心えたらん、よろづ違ふべからず。下ざまの人のものがたりは、耳驚くことのみあり。よき人はあやしき事を語らず。
かくは言へど、佛神の奇特、權者の傳記、さのみ信ぜざるべきにもあらず。これは世俗の虚言を懇に信じたるも をこがましく、「よもあらじ」などいふも詮なければ、大方は誠しくあひしらひて、偏に信ぜず、また疑ひ嘲るべからず。