今日の文字は『整』です。整理整頓の整です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第八十二段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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整
今日は、まったく頭が回転しません。いや、中身ですよ。頭が働かないと言う意味です。
ここ数日、体調が悪いような気がしています。今日は最悪ですね。ニュースを見ても全く興味が湧くものがありません。
まぁ、こんな日もあると言う事で、気温の変化に注意しましょう。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。ちょっと元気とは言い難いですけどね。
徒然草 第八十二段 〔原文〕
「羅の表紙は、疾く損ずるが侘しき」と人のいひしに、頓阿が、「羅は上下はづれ、螺鈿の軸は、貝落ちて後こそいみじけれ」と申し侍りしこそ、心勝りて覺えしか。一部とある草紙などの、同じ樣にもあらぬを、醜しといへど、弘融僧都が、「物を必ず一具に整へんとするは、拙き者のする事なり。不具なるこそよけれ」と言ひしも、いみじく覺えしなり。
「總て、何も皆、事の整ほりたるはあしき事なり。爲殘したるを、さて打ち置きたるは、面白く、生き延ぶる事なり。内裏造らるゝにも、必ず、造り果てぬ所を殘す事なり」と、ある人申し侍りしなり。先賢の作れる内外の文にも、章段の闕けたる事のみこそ侍れ。