ブラジル、中国製新型コロナワクチン治験中断 有害事象発生
AFPBB News 2020/11/10 11:02

【AFP＝時事】ブラジル国家衛生監督庁（ANVISA）は9日、国内で行われている中国の製薬会社シノバック・バイオテック（Sinovac Biotech）が開発した新型コロナウイルスワクチンの第3相臨床試験（治験）について、ボランティアの被験者に「有害事象」が起きたため一時中断したと発表した。このワクチンは開発がもっとも進んでいるワクチン候補の一つだったが、大きな打撃だ。

　ANVISAは、先月29日に「深刻な有害事象が起きたため、『CoronaVac』ワクチンの臨床試験を中断させると決定した」としている。

　ANVISAは個人情報保護の規定に基づき、何が起きたか詳細は明かせないとしている。だが、こういった有害事象には被験者の死や、死に至る可能性のある副作用、深刻な障害、入院、被験者の子どもの先天異常やその他の「医学的に深刻な事象」が含まれると説明した。

　9日には米製薬大手ファイザー（Pfizer）が、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、4万人以上が参加した第3相臨床試験で90％の有効性が示されたと発表し、新型コロナウイルスの流行終了の望みが出たとして各国で株価が上がっていた。

　治験の状態で良かったとは思いますが、怖いですね。人体実験と同じですから、お金を貰って被験者になっているのでしょうが、『被験者の死や、死に至る可能性のある副作用、深刻な障害、入院、被験者の子どもの先天異常やその他の「医学的に深刻な事象」が含まれる』と記事にありますから、発表はされてないものの、犠牲になった人がいるのかも知れません。ですから、単純に良かったと言えないかも知れません。

　国によって信用度を変えるのは、偏見かも知れませんが、最近発表され、株価も急激に上がった、米製薬大手ファイザー（Pfizer）のワクチンに期待が寄せられるでしょう。

　ただ、一時中断とありますが、そんな事象があったワクチンの被験者になる人がいるのでしょうか。

　やはり、日本国内でワクチンが開発されれば、もっと信用しますし、世界中が喜んで買ってくれるかも知れません。